野菜の話・レシピ– category –
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キュウリの赤ちゃん、どこにいる?
キュウリの雌花 農場に来られたお客様が不思議そうな顔で「キュウリって花の下に実がなるのですか?」と話しかけてきました。皆さんは不思議ですか? トマト、ナス、ミカン、カキはガクの上に子房(果実の元)ができます。 上のイラストで、ガクの上にある... -
ジャガイモのオヘソ
6月は新ジャガの季節です。収穫の時にそっとジャガイモを掘り上げると、茎とジャガイモがヒモでつながっています。ヒモの正体は地下茎(ちかけい)でストロンと言います。ストロンは栄養を運ぶストローで、ジャガイモはストロンの先が太くなった球根です... -
新玉ねぎの収穫が始まりました
タマネギの産地と聞いて、どこを思い浮かべますか? 都道府県で言えば「北海道」、産地名で言えば「兵庫県の淡路島」が有名です。瀬戸内海に浮かぶ淡路島は、年間を通じて平均気温が約16度と、タマネギの栽培に最適な気候。また、辛みをやわらげると言われ... -
Radish(ラディッシュ)とDaikon(大根)
春、ラディッシュの収穫が始まりました。適度な気温と雨にさらされ、身にハリがありながらも柔らかく育っています。 英語でRadish(ラディッシュ)は、二十日大根のラディッシュだけでなく、「大根」を指して用いられる場合があります。どうやら両者は何か... -
ジャガイモの芽が出てきました。
4月の上旬になると3月に植えた春ジャガの芽が出てきます。ジャガイモの原産地は南米アンデスの高原地帯で、インカ帝国の重要な食料でした。空中都市マチュ・ピチュの段々畑で作られていたのはジャガイモです。 冷涼な気候を好むジャガイモは、暑さが苦手で... -
葉にんにくを出荷しています
春の野菜の一つ、葉にんにく。まだ若いにんにくを収穫したものです。 にんにくはユリ科ネギ属。原産地は西アジア地中海沿岸、中央アジアなどとされています。日本には平安時代以前には渡来していたとのこと。漢字で書くと大蒜ですが、「蒜」とはネギ、にん... -
収穫を終えた野菜の大切な役目
しあわせ野菜畑第2農場の入り口 季節は春。桜の綺麗な時期になりました。しあわせ野菜畑の第2農場(光陽農場)はこの桜の坂の先にあります。 玉ねぎ畑 桜の坂を上がると、第2農場が広がります。北側からみた農場の様子です。ここから南側に見える山のとこ... -
薹(トウ)を知っていますか?
写真:白菜のトウ(菜の花) 春の味覚「ふきのとう」はふきのとうは、漢字では「蕗の薹」と書きます。蕗の薹は大きくなるとフキになります。 では「薹(トウ)」とはなんでしょうか。 トウというのは先端に花を咲かせる茎のことです。蕗が花を咲かせる茎... -
爆裂した野菜の姿
当園のキャベツの旬(出荷時期)は、1月から3月です。 8月にポットに種をまき、苗まで育てたものを10月に畑へ植え付け、ゆっくりと成長していき、1月から収穫が始まります。 キャベツは暑さが苦手なため、静岡では夏の間は育てられません。 1年中スーパー... -
にんじんの旬はいつ? 野菜の原産地について
ニンジンの花 野菜は、生まれた土地の気候を好みます。原産地に近い環境で育つと、最も元気に成長します。ニンジンの原産地は、中央アジアの寒冷な高原地帯。一年を通して寒い地域です。四季のある日本では、ニンジンが最も快適に育つのは冬。そのため、ニ...