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12月8日は「有機農業の日(オーガニックデイ)」です。
なぜ、有機農業の日が12月8日かというと、2006年12月8日に国会で有機農業推進法が成立した日だからだそうです。10周年を記念して、2016年に制定されました。
8月8日(お米の日)、8月31日(野菜の日)、10月10日(トマトの日)・・・・食べもの記念日は、ほとんど普及しません。
食べもの記念日が普及しないのは「モノ」を紹介しているだけで、食べたり買ったりする理由(動機づけ)がないからだそうです。
母の日が「カーネーションの日」、バレンタインデーが「チョコレートの日」、土用の丑の日が「ウナギの日」だったら、花やチョコを買わないし、ウナギを食べません。
恵方巻の日、おはぎの日、柏餅の日と言われても、それだと恵方巻やおはぎや柏餅を食べるきっかけにはなりません。
購入するのは結果であり、その前の動機である、「お母さんへの感謝」、「恋人への告白」、「夏バテ防止」、といった「食べる理由」、「買う理由」が必要です。「今日は節分、だから恵方巻を食べましょう。」「今日はお彼岸、だからおはぎを食べましょう。」「今日はこどもの日、だから柏餅を食べましょう」となるためには、そこに物語(ストーリー)が必要です。
有機農業推進法の制定を「買う理由」にする人は、まれな存在です。
だから、「有機農業の日」が世間一般に認知されることはないと思います。
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ただ、行政が何かを取り組むときのきっかけにはなっています。
しあわせ野菜畑としては、「今年はどんなイベント、どんな動きがあるのかなと、楽しむ日」、
「有機野菜のマーケティングについて考えるきっかけになれる日」そんな感じで考えています。
