当園では、自分の育てた有機野菜をセットにして全国宅配しています。
「SNSを使えば、自分の商品を世界中のお客様にお届けできるんですよ」などという言葉に最初は強く惹かれたのですが、そんなに簡単ではありませんでした。
サイトごとに仕組みが違えば、お客様の求めているものもサイトによってかなり違います。何を書いたらいいのかがさっぱりわかりません。いい文章が書けたなあと思っていると、「自分の書いた文書とそっくりだ」という商品が出てきて、あっという間に注文数が減ります。(お互い様だから仕方がないのですが・・・)
それでも、「このサイトを見るお客様はどんな人だろう」と思いながら文章や写真を考えるのは楽しいです。届けや野菜をお客様が料理をしたり、食卓を囲んで食べていたり、野菜達が「私たちをしっかり届けてくださいね」と励ましている、そんなことをイメージしながらサイト作りをしています。
「おいしい」と言って下さるお客様の声はとてもやりがいを感じます。しかし、時にはお客様からご意見をいただくこともあります。新規就農して有機野菜を始めた人の多くはネット販売に挑戦しますが、お客様からのクレームで疲れてしまって挫折してしまう人も多いようです。
農産物の多くは農協や市場を通してスーパーで販売されているため、生産者はお客様が想像しにくく、農協や市場が買ってくれているような感じで農産物は生産されました。農業者は生産者であって販売者ではなかったのだと思います。
ネット販売ではお客様と直接対峙することになります。販売って大変だなぁと思うと嫌になってしまうので、「何かの気付きを与えてくれている」と考えるようにしています。「虫がついていた」と言われれば「それはそうですよ、虫を殺さないで育てているのですから」と思い、「変わった野菜が入っていた」と言われれば「冬のナスやキュウリの方が本当は変わっているんですよ」と思います。
「クズみたいな野菜が入っていた」と言われたこともあります。反論しても仕方がないので「子供をクズって言われている親の気持ちってこんなのかなぁ」などと思って自分を慰めたりします。
そんなことを含めて楽しむのが販売力(マーケティング力)、それができるのが販売センスなんだと思います。 当園の販売センスはいかがでしょうか?
○ ○ ○ ○




https://search.rakuten.co.jp/search/event/%E3%81%97%E3%81%82%E3%82%8F%E3%81%9B%E9%87%8E%E8%8F%9C%E7%95%91/?ev=40&l-id=furusato_pc_headmenu_search
注文をいただきました皆様に心より感謝
