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お届けするのは「生きる力」

有機農業は化学農薬を使いません。

日本は湿度が高いのでカビや虫が発生しやすく、農薬を使用しないと病気になったり、虫に食べられてしまったりして育つことができない野菜がたくさんあります。当社の場合、畑にタネを直接播いて育てると収穫まで育つのは4割くらい、苗まで育ててから畑に植えたとしても商品になるのは6割くらいで、ゆっくり育ってがっちりしていますが、大きさは小さいです。

これを農薬を使えば、ほぼ病気になることもなく虫に食べられもせず、ほとんど収穫できます。化学肥料を使うと、生育は早く大きくなります。

しかし、農薬を使わなくても全滅することはありません。 
不思議なことに、同じ種類の同じ袋の種を同じ場所に植えても、前後左右が虫だらけになっているのに、虫を寄せ付けないで元気に育っている株が存在します。

小学校で風邪がはやって学級閉鎖になるときでも、薄着なのに元気な子供がいて不思議に思うことがあります。
子供と野菜では同じではありませんが、同じ袋に入っている種でも、ひとつひとつの種が持っている生命力は違うのではないか、そんなことを思います。

写真の虫だらけになった野菜も、農薬を定期的に利用していれば虫に食べられることはありません。

普通の栽培方法では化学肥料を使いますので、有機肥料を使った場合より成長が早くて大きく育ちますので、農薬と化学肥料を使えば、見栄えが立派で元気に見える野菜に育てることはそれほど難しいことではありません。

でも、農薬をかけなかったら商品になれない野菜と、農薬をかけなくても元気に育つ野菜は、見た目は同じでも「生きる力」は違うと思います。
オーガニック栽培は温室やハウスではなく露地栽培であることが多く、小さくて形が悪い場合もあります。 

しかし、そんな野菜だからこそ持っている「生きる力」があるのではないかと思います。