不思議に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、「ホウレンソウと小松菜の違いがよくわからない」という人が結構います。
( 試しに周りの人に聞いてみてください。 )

葉物野菜がおいしい季節になりました。
冬の葉物野菜の代表はホウレンソウと小松菜です。
上の写真は、当社のホウレンソウです。
①葉がギザギザしている。
②根が赤いのが特徴です。
さて、下の写真はスーパーで売られていた野菜です。
ホウレンソウでしょうか、小松菜でしょうか?

最近のホウレンソウは葉が丸くて根元が赤くない品種のものが増えていて、形だけを見ると小松菜のようなものもあります。上の写真もホウレンソウです
これを見ると 「ホウレンソウと小松菜の違いがよくわからない」という人がいてもおかしくないと思いませんか。
しかし、ホウレンソウはアカザ科(ヒユ科)、小松菜はアブラナ科です。葉は似ていても、科が違うので、種の形、発芽の時の様子花の形などはまったく異なります。

右が小松菜の種です。小さくて まん丸で黒いです。
左が、ホウレンソウの種で、大きくて角(つの)があります。
ただし、ホウレンソウにも丸い種があります。
品種改良の中でツノがとれた場合と、人工的にツノをとった場合があります。
こうなると、少々ややこしくはなるのですが、いずれにせよ、大きさはコマツナよりずいぶん大きいです

発芽の様子です。2枚が双葉で本葉が2枚出ています。小松菜は「こんにちは」、ホウレンソウは「バンザイ!」に見えます。

これは、しあわせ野菜畑の小松菜です。
オーガニック栽培は野菜の個性が良く出ます。
しあわせ野菜畑の小松菜は、葉肉が厚くて、葉が丸くて色が濃く、「私は小松菜です」と主張しています(笑)。
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