
しあわせ野菜畑のニンニクは皮が赤いことがあります。
有機栽培で育てていると、カブとか白ネギも赤みを帯びることがよくあるので、不思議に思ってもいなかったのですが、お客様から質問があり改めて考えてみました。
ニンニクの主産地である青森県では”ホワイト六片”という品種のニンニクが栽培されています。大きくて、香りが弱く、柔らかくて食べやすいのが特徴です。
暑いのが苦手で冷涼な気候で育ちます。
しあわせ野菜畑で育てているのは”平戸ニンニク”という昔ながらの品種です。
有機栽培で育てるとアントシアンにより皮が赤くなることが多いです。
アントシアンは野菜の自己免疫力を高めます。寒さに対する抵抗力が高まったり、虫に対する抵抗性を持ちます。
元々自然界に生えていた植物を食べやすく品種改良していったのが食物です。食物になることによって、エグミが減り、柔らかくなって、食べやすくなりました。同時に、生命力自体は低下していったんでしょうね。
平戸ニンニクは昔ながらの品種なので、アントシアンをたくさん作って自己免疫力を高める力が残っているのだと思います。有機栽培はその力を発揮させているのだと思います。
春の七草、タラの芽、ワラビ、竹の子など、野草を食べると抗酸化力が高まると言われますが、それは苦み、エグミの元でもあります。
化学肥料を使ったり、水耕栽培でスクスク育った野菜は、エグミが少なく食べやすくなります。
食べやすいことと、抗酸化力や栄養素は反することがあります。生きる力もなくなっていきます。
皮が赤いニンニクは、香りが強く、硬いですが、栄養や抗酸化力が高く、生きる力がある証だと思います。


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