1、ズッキーニの成長スピードはすごい!
ズッキーニは肥大のスピードがとっても速いです。”みるみると大きくなる”という感じ。あまりにも成長が早いので、朝と晩の2回収穫をしています。
写真の一番左が開花日のズッキーニで、右に1日ずつ変化しています。
一般的には開花から4日目あたりの長さが20cmくらいのものがスーパーでは売られています。
大きくなると皮が硬くなり、種ができて食べにくく、味も食感も落ちるといわれています。

2、オーガニックのズッキーニは大きくなっても食べられます。
しあわせ野菜畑のズッキーニはスーパーで売られているのより、少し大きめにしています。
化学肥料は土中で硝酸態窒素となり、エグミの下になると言われています。
成長が早いズッキーニは特にこの傾向が強く、化学肥料を使った慣行栽培(一般的な栽培方法)で育てたズッキーニは大きくなるとエグミを感じます。
有機肥料で育てるズッキーニは、この傾向があまりなく、大きくなってもおいしくいただけます。
大きくなった方が調理もしやすいし、そんなことで、少し大きめのズッキーニを送らせていただいています。

3、オーガニックのズッキーニは長持ちします。
ズッキーニに限ったことではなく、オーガニックの野菜は長持ちします。
土中で微生物によって分解されてから栄養分になるのが有機肥料、水に溶けるとそのまま植物が吸収できるのが化学肥料です。
化学肥料は栄養剤のようなものですから、すぐに効きます。成長のスピードが速いズッキーニは特に顕著で、どんどん大きくなります。
植物の細胞は細胞壁とセルロースで守られていますが、化学肥料で育てると成長が早くて細胞壁が薄くなります。
そのため、化学肥料で育って大きくなりすぎたズッキーニは、スカスカした食感になり、時には冷蔵庫の中で柔らかくなって腐ります。
有機肥料で育てたズッキーニは比較すると成長はゆっくり、少し大きめのほうが甘みがあり、食感も良く、おいしくいただくことが出来ます。そして何より長持ちします。
写真のズッキーニは開花から30日間収穫しないで大きくしてから、7月中旬に収穫したものです。冷蔵庫で入れておいたら、少しずつ黄色くなりながら4ヵ月後の11月まで生きていました。
ズッキーニはカボチャの仲間だから、本当は保存して食べられます。
