6月といえば梅雨、子供の頃、雨が降った後にできた水溜りにアメンボが泳いでいる(浮かんでいる)のを見て、アメンボは雨の中を、水溜りまでどうやって泳いできたのか不思議に思ったものでした。
みなさん、ご存知ですか。

実はアメンボは水溜りまで空を飛んできます。
アメンボは分類学ではカメムシの近縁種で、4枚の羽があり、飛ぶことができます。
そして、カメムシと同じように触ると匂いがします。
カメムシと違ってアメンボはとても甘くていい匂いで、飴のような匂いをしていて棒のように細長いので、「飴の棒(アメンボウ)」と言います。
雨の後にできた水溜りで泳いでいるのは、水面に落ちて弱ったり、雨でおぼれて流れてきた虫を餌にするためです。
そんな話を妻にすると、「アメンボって水溜りにいるの?私はお城のお堀の中でしか見たことがないよ。」と言っていました。
妻の学校は小学校から高校まで駿府城のお堀の中です。アスファルトの道路にできた水溜りには、アメンボの餌になる虫の死骸はいないから、そこにはアメンボはいません。
「子供の頃、雨が降った後にできた水たまりにアメンボが泳いでいる(浮かんでいる)のを見て、アメンボは雨の中を、水溜りまでどうやって泳いできたのか不思議に思ったものでした。」と書き出していますが、その水たまりがあったのは遊び場となっていた土の道です。
自分の周りでも、アスファルトではない土の道はめったに見なくなりました。アメンボ自体もあまり見なくなっています。記憶の中で梅雨とアメンボがつながっていること自体が不思議なことなのかもしれません。
皆さんの記憶の中のアメンボはいつどんなところで泳いでいますか。
