時々、お客様から「同じ野菜が入っていた」とか、「変わった野菜が入っていた」とのコメントをいただきます。
なぜ、しあわせ野菜畑の野菜セットには「同じ野菜」や「変わった野菜」が入っているのでしょうか。
それには「農場直送の有機野菜セット」ならではの理由があります。
①自然の中で育てた季節限定、旬の野菜だから
有機野菜はハウスや温室栽培ではない自然の中で育てる露地栽培が基本です。
株間を広げて風に吹かれ、太陽の光をたくさん浴びながら、その季節にあった“旬の野菜”を育てることで、病害虫に負けない元気な体に、おいしくて栄養が詰まった野菜に育てます。
ただ、季節限定だから、その時にたくさんとれている野菜をお届けしているので、同じ野菜が入ってしまうことがあります。
また、露地栽培だと夏野菜と冬野菜の間に端境期(4月と5月、9月と10月)が生じます。この時期にも野菜セットをお届けするように工夫していて、端境期の野菜セットが変わった野菜となっていることもあります。
②有機栽培にあった野菜を育てているから。
同じ野菜でも品種改良により、昔とは雰囲気が変わっています。ホウレンソウは赤い根の部分がおいしかったのに葉がおいしくなったら根は赤くなくなってしまいました。小松菜はハウスで育てることが多くなったので、スラッと縦長で緑色が薄い品種が主流です。白菜はスーパーで半分に切って売る時に中心部が黄色い方がおいしく見えるので芯が黄色い白菜が多いです。
品種改良によっておいしくなると、虫にも食べられやすくなります。ふわりとして食感が良くなると、隙間に虫が集まります。
有機栽培では昔からの品種や地元野菜と言われている野菜を育てています。病気や虫に強く、育てやすいからです。結果的に変わった野菜が入っているとよく言われます。
⓷生産者直送だから
スーパーでは日本各地の野菜が集まっています。野菜セットも日本全国の農家さんの野菜を集めて詰め合わせているものが主流です。
生産者による農場直送便の特徴は、その土地の自然をお届けしていることです。
食物の体はその土地の空気と水と土から出来ています。どのような場所で、どのようにして育った野菜なのか、農場直送便には、そんな“野菜の物語”がります。いろいろな野菜を集めるのではなく、今この自然の中で出来ている野菜をお届けするのが生産者による農場直送便です。