

理科の授業では「マツは裸子植物です。裸子植物は子供(種となる胚珠)が子房(果実)に包まれていなくて裸なんですよ」なんて感じで教わったと思うのですが・・・皆さん、覚えていますか?

マツボックリは松の実(果実)に相当します。マツボックリを振ってみると、カサの間から羽のついた種が出てきます。本当に種がむき出しなんですね。だから裸子植物です。( 被子植物は果実を切らないと出てきません。)
この羽のついた種を上に向かって息で吹き飛ばしてみると、ヘリコプターみたいにくるくる回って落ちてきます。自然界では風に乗って遠くまで飛んでいきます。
でも、雨が降っている時には風が吹いていて遠くに飛ぶことができません。だから、マツボックリは雨が降るとカサを閉じてしまいます。
マツボックリを水の中に付けてみると、30分くらいでカサを閉じて小さくなってしまいます。そして、ひなたに置いておくとカサがまた開いてきます。カサは笠(傘)です。

以前、会社の前に大きな松(大王松・だいおうまつ)が立っていました。少し形が悪いのは左の上にあった枝が台風で折れてしまったからです。スタッフの車に上に倒れてきたらいけないなあと思って、根元から切ってしまい今はありません。

会社の前に大王松(だいおうまつ)の木があった時には、オーガニックコットンを育てて綿をとり、会社の周りに植えてあるヒイラギの葉と一緒に、クリスマスツリーに見立ててマツボックリを野菜セットと一緒に送っていました。

当時「有機野菜セットを注文したのに、松ぼっくりが送られてきたらどうしよう」と少し心配しながら送ったものでした。
松の木を切ったことで、「松ぼっくりのクリスマスツリー」は終わってしまいましたが、今、松の木があったら続けていたかなぁ、と自問自答することがあります。
それをお客様が受け入れてくださるのなら、そんな遊びごごろのあるプレゼントのような野菜セットを送り続けられる自分でありたいなぁと思っています。
