Q&A

お客様からよくいただく疑問、質問をまとめてあります。

該当するものがありましたら、クリックしてください。

(1)野菜セットに関するお問い合わせ

届いた野菜が凍っていました。

凍ってしまった原因は、宅配中のトラブルです。
宅配物が多い時など、冷蔵能力が追いつかないときにドライアイスを併用するそうです。
このドライアイスの冷気が必要以上に当たってしまったところが凍ってしまうトラブルが時々
発生します。
当方では月に800件ほどの宅配をさせていただいておりますが、1年に数回このようなことが起こります。人的ミスではありますが、暑かったり寒かったりする中を集配に来てくれる宅配業者さんの様子を見ていると無理を言えない気がします。

対応としましては、持ってきてくれた伝票に記載されている宅配業者さんの電話番号に連絡していただくと、宅配業者さんが商品を引き取りに来て、当方へ再発送の依頼が宅配業者さんからあります。
それまでは商品を保管していてください。
宅配業者さんに商品を渡すときに、凍ってしまった写真を見せるとスムーズです。
当方から宅位業者さんへ連絡することも可能です。その場合にはお客様の伝票を写真にとって当方にご連絡いただくか、お名前とご住所をお知らせください。

(2)野菜セットの量や種類や価格に関するお問い合わせ

野菜の量が少ないです。

お届けした野菜セットは、
有機JASとJGAP認証のオーガニック野菜です。

「農薬不使用」「特別栽培」「自然栽培」と表示された野菜は、オーガニック(有機JAS認証)ではありません。
また、ハウスや温室栽培ではない露地栽培、自然の中で育った元気な野菜です。
成分分析でも高い抗酸化力を示しています。
手間や商品化率から考えても、それだけの価値があるものだと考えております。

契約農家さんから集めた野菜セットではなく、生産者による農場直送便であるのも特徴です。
そのため、冬野菜と夏野菜の端境期には他の月と比べて少なくなりますが、
端境期の野菜は貴重と言えます。

いろいろな場面で、これらのことを情報発信しているつもりでしたが、まだまだ足りないと思われます。
ご理解いただきたく、お願いいたします。

(3)個々の野菜に関するお問い合わせ

キャベツを切ったら中が変でした。

キャベツを切ったら中が変でした。

冬を越したキャベツです。花を咲かせるための準備ができています。
貯蔵デンプンが糖分に替わっているので、通常の時より甘くておいしいです。
一般的な栽培の場合は、ここまで成長しないで未熟な状態で一斉収穫して出荷しますが
オーガニック栽培では、ゆっくり育ち、農場に長くいることが多いので春先にこのような状態のキャベツをお届けしてしまうことがあります。
古かったり、病気で腐っているわけではありませんが、見た目は悪く、熟しているので匂いがして、すぐ茶色くなってしまいます。
外からはわかりにくく、そのようなものが届きましたら申し訳ありません。

ケールの葉先が黄色くなってるのはなぜですか?

フリルケールと言って葉先が波打っていて、
食感が柔らかくて、何より見ていてかわいらしいのが特徴です。

お届けしているオーガニック野菜は、冬でも露地栽培です。
寒さの中で育った野菜は、栄養が凝縮して味が濃くなります。
ただ、寒波が来たりすると、葉緑素が内側の細胞に移動して葉先が黄色くなります。
枯れているわけではないです。
普通に食せることを確認してありますが、いかがでしたか。
他の野菜と一緒にサラダにすると、かえってカラフルできれいな感じがます。
美味しく食べて頂けたら幸いです。

ゴボウにカビがついていました。

ごぼうは土の中で育つのでカビがつくこともあります。
表面に付着している土についているカビならとれば問題がありません。
カビは根元の葉の茎の部分にもつきます。
茎の部分を切ってお届けすればカビの心配は減るのですが、切ると傷みやすいので、
有機農業者は掘りたての場合はあえてつけて出していることが多いです。
中には真っ黒な土付き、しおれてしまった葉をつけて「えっ、これって食べれるの」状態で送る方もいます。
ごぼうは根菜類ですので、土を落として、ひげ根や茎やしおれてしまった葉を落として食べると、
根の部分は新鮮でおいしいです。
以前はスーパーでは、土を完全に落としてうえで、漂白材につけて真っ白くなったゴボウが売られていたものでした。
きれいなゴボウが当たり前の方も多いと思いますので
葉の部分はなるべく取り除いてお届けするようにします。

大根の葉だけ送られてきました。

葉大根です。葉大根は、葉を食べるために作られた品種です。
大根もできますがとても辛く、葉を食べるのが目的です。
とげが少なくおいしいのですが、ダイコン・サルハムシを始め、虫にかじられやすいのと、すぐ黄色くなってしまうのが難点です。
少しくらい黄色くなっていても食べても問題ありません。

大根を切った時に、中が黒く(または茶色く)なっていました。

生育途中に発生する「黒スジ症状」と呼ばれる生理障害です。
生理障害は、体の中の栄養素のバランスが悪い時に出ます。
人間で言うとニキビ、シミ、白髪みたいなもので、好ましいわけではないですが、困るほどのことではなく、病気ではありません。
成長期に寒かったり、暑かったり、水不足になると出ます。成長が進んで古くなると出ることもあります。
植物にとっては、それによってバランスを保とうとしているわけです。

もし食べてしまっていても、体に悪さはないです。
しかし、害はないとはいうものの、ダイコンが白いだけに、びっくりしたり、気持ち悪かったと思います。
食感は悪く、美味しくなかったかもしれません。

自分の感覚だと、有機肥料でゆっくり育つオーガニック野菜は出やすいように思います。

温室やハウス栽培など雨風や寒さを防げる場所で、化学肥料や液体肥料ですくすくと育ててあげて、まだ若いうちに収穫して出荷してしまえば、この症状は出にくいです。

オーガニック栽培でも、土つくりをして、旬に育てれば軽減できると思い、工夫しています。

ニンニクに青カビがついていました。

数年前になりますが、箱を開けた時にニンニクの臭いが気になるという方がおられ、
その時からニンニクはビニールに入れてお届けしているのですが、冷蔵庫(クール便)から常温に戻すと
結露してカビが発生したようです。
アオカビですが、発生したばかりであったなら、皮の部分に付着していて、まだニンニク本体には菌糸を伸ばしていません。ニンニクは高温で炒めるので、生物学的には支障はないのですが、気持ちは悪いですので、処分してしまってください。
次回、代品を送らせていただきます。

白菜がスーパーの白菜と違う気がします。

白菜おいしかったですか?
おいしいと感じていただけたら、その理由はオーガニックであることに加えて、品種にあります。

最近の白菜は切ったときに中心部が黄色い「黄芯系」の白菜が主流です。
白菜はスーパーで半分に切って売られることが多いので黄色い方が目立つからです。
黄芯系の白菜はフワフワしているので生食する場合には適しています。

お届けしたのは、昔ながらの「白芯系」の白菜で、煮込んで食するには圧倒的においしいです。
もともとは白いから白菜なんですけどね。

ラデッシュを輪切りにしたら中がスカスカしていました。

ラディッシュは日本名を「はつかだいこん」と言います。
種まきをしてから収穫までの日数が早い事からついた名前ですが、20日でとれるのは暑くて成長が早い時で、冬だと2か月以上かかります。
オーガニック野菜は有機肥料でゆっくり育つので、化学肥料を使う一般的な農法で作るよりゆっくり育つという面もあります。

さて、お届けしたラデッシュを切ったところ、中がスカスカしていたとのこと。
誠にすみませんでした。
成長が進んだ時の「スが入った」という状態です。
押してみて、スが入っていそうなのは外したのですが、
外からは判別できず、お届けしてしまい、すみませんでした。
オーガニック野菜は収穫後も成長をしているので、配送中にも成長が進んでしまったと思います。
病気ではないので、食べても体には害がありませんが、生だと正直おいしくありません。
酢漬けにすると色が鮮やかに染まって、食感がそれなりに楽しめるので、飲食店のシェフさんはそれなりに使っていただいているようです。

次回代品を送らせていただきます。

(4)野菜以外の入っていたものに関して

切り干し大根や乾燥野菜が入っていました。

野菜セットをお求めになったのにドライ野菜(乾物)が入っていたとのことでのご意見だとお伺いいたします。
冬野菜と夏野菜が切り替わる端境期には加工品を入れさせていただいています。
全国から野菜を取り寄せる大手の宅配業者さんと違って、生産者による農場直送便の場合、野菜が減る端境期はどうしても生じます。むしろ、出荷自体ができない生産者さんも多く、食べチョクやポケマルなどへの出店者も大幅に減っていると思います。
オーガニック野菜はハウスや温室栽培でない露地栽培が一般的なため、端境期は特に野菜の種類が少なくなります。
そんなことから端境期には加工品を入れさせていただいています。
お届けした切り干しは、有機大根を干したもので旨味が凝縮しています。水に戻さないで料理の最中に加えられます。使いかってもいいです。
ご理解いただけたら幸いです。

(5)野菜栽培・野菜全般について

冬の野菜がおいしいのはなぜですか?

冬の野菜がおいしいのは、凍らないように細胞内の糖分濃度が高くなっているからです。
オーガニックの場合は、ゆっくり大きくなるので
さらに味が濃くなるようです。
重さも重いんですよ。
手に取ってみると、何となくそんな感じがしませんか。

ホウレンソウ、ニンジン、ブロッコリー、キャベツ、白菜など冬の露地栽培の野菜だからこその美味しさをお楽しみください。

肥料は何を使用されていますか。

慣行農法の野菜と違い自然な甘みが全体的にあり、農薬の苦みがないように感じました。
栽培過程で肥料は何を使用されていますか。

1、苦みの原因は「農薬」ではなく、化学肥料の多用です。
  オーガニック野菜は化学肥料を使っていないので苦み(エグミ)が少ないようです。

2、甘みの原因は、肥料より土だと思います。
  同じ種でも、土によって味が変わってきます。

3、肥料は「有機・ぼかし肥料」を使っています。 

有機肥料は動物性か植物性ですか。

肥料の説明の前に、堆肥(たいひ)と肥料についてお話しします。
堆肥には肥料分も若干入っていますが、目的は土壌をよくすることです。
「動物性か植物性」を問われるのは「堆肥」についてです。
動物性を気にする人は、堆肥の原料に家畜の糞尿を使用することで
大腸菌や抗生物質が入るのではないかということを
気にしているようです。
当社が利用している「堆肥」は植物性堆肥です。

有機肥料は動物とか植物を原料にしているもので、
具体的には油粕や骨粉、魚かす、米ぬかなどを利用します。
ぼかし肥料とはこれらのものを混ぜて、少し発酵させたものです。
有機肥料に動物の糞尿を使うことはありませんので、
有機肥料について 「動物性か植物性」について、気にする必要はないと思います。