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疑問1、なぜ「胡」という漢字が使われているんだろう?
中国の歴史に「五胡十六国」という時代があります。
「胡」というのは中国の西域、シルクロード周辺に住んでいた人たちのことです。
名前に「胡」という漢字がついているのはシルクロードを通って中国に伝わったもので、胡桃(くるみ)、胡麻(ごま)、胡蝶蘭(コチョウラン)、胡弓(こきゅう)などがそうです。
胡瓜(キュウリ)の原産地はヒマラヤ山脈の南麓、ネパールとブータンに挟まれているインド・シッキム地方です。キュウリは、ヒマラヤ山脈を中心にして時計回りにインドからペルシャへ西進し、そこからシルクロードを通って東進し中国、日本に伝わりました。
疑問2,なぜ、キュウリという名前がついたんだろう
さて、「 胡瓜」をキュウリと発音するのは、「黄色い瓜」から転じています。
化学肥料を使って促成栽培されている現在のキュウリは冷蔵庫に入れておくと腐ってドロドロに溶けてくることがあります。しかし、ゆっくり育つ機栽培のキュウリは少しずつ水分が抜けて干からびていき、写真のように「黄色い瓜」となります。
昔はそれが当たり前、「黄色い瓜」だからキュウリです。
ちなみに、黄色くなったキュウリを切って香りをかいで見ると、ほのかに甘く「キュウリとメロンはウリ科の仲間なんだ」と改めて思います。

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