
農場に来られたお客様が不思議そうな顔で「キュウリって花の下に実がなるのですか?」と話しかけてきました。皆さんは不思議ですか?

上のイラストで、ガクの上にあるふくらみ何と言ったか覚えていますか?
「子房」ですね。(脂肪ではありませんよ。)
この子房が大きくなって「果実」になります。
ガクは大きくなると、「ヘタ」と呼ばれます。
トマトやナスやエンドウやインゲン、それからミカンやカキは実がヘタの上にあります。
このような構造を「子房上位」と言います。

理科の授業では、もっぱら 「子房上位」を教わることが多いのですが、 自然界では、ガクの下に実ができる「子房下位」の植物がとても多いです。
キュウリ、スイカ、カボチャ、メロンなどウリ科の植物は全部この形です。ガクはいつの間にかなくなってしまうので、これらの野菜や果物の実にはヘタがありません。スイカやメロンにはツルがついていますが、ヘタがないのは子房下位だからです。

雄花の花粉か雌花に受粉をすると子房が肥大し始めます。
キュウリは1週間、スイカは1ヶ月以上かけて実になっていきます。
しあわせ野菜畑の野菜セットは下記からご覧になれます。
