野菜が好きになる話( 静岡新聞 2015年11月 )

投稿日:2015.11.12投稿者:siawaseyasai

11月は落花生の収穫時期です。国内産落花生の約7割は千葉県で作られています。千葉県出身のスタッフが実家から送ってもらった落花生のおいしさにビックリ、農産物はどれも本場産地の味は別格です。

落花生を英語でピーナッツというのですが、日本ではサヤ付きを落花生、茶色の薄皮だとナンキン豆、皮をむいて加工するとピーナッツと区別されて呼ばれます。6月に種をまきますが、この時の種はナンキン豆です。

ところで、落花生はどこにできるのか知っていますか。ピーナッツのナッツとは「木の実」の意味で、雰囲気的にも枝からぶら下がっている感じがしますが、土の中にできます。花が咲いた後、花柄が地面に向かって伸びて、やがて土に突き刺さり、土の中でサヤができて中に豆を作ります。

土の中にできた落花生

土の中にできた落花生

「花が落ちて生まれる」ので、落花生というのですね。

ですから、落花生はサラサラとした土を好み、地表の上の方にできます。豆がカプセルのようにサヤで覆われているのは、大雨や洪水の時にサヤが水に浮かんで流され種を遠くまで届けるためです。落花生の原産地はトマトやジャガイモと同じ南アメリカのアンデス山脈ですが、雨が降った後には山の斜面を中に種を乗せた落花生がボブスレーのように走って流れていくのかなぁ、そんなことを思い浮かべながら収穫をしています。

 

 

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(2017年11月1日 静岡新聞)

毎月第1日曜日、静岡新聞朝刊にて「野菜が好きになる話」コーナーを担当しています。

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